平成28年6月17日(金)
山梨県より口腔ケアボランティアとして山梨市立牧丘病院院長 古屋聡先生と歯科衛生士の方々が来荘され、6月17日(金)~6月18日(土)の二日間にかけて荘内の入居者様の口腔ケアに当たって頂きました。
古屋先生は山梨市立牧丘病院の院長として勤務される傍ら、東日本大震災後に現地での支援活動に取り組まれ、その中で在宅患者をサポートする医療支援チーム「気仙沼巡回療養支援隊」として活動されていました。その中の特別活動として「気仙沼口腔ケア・摂食嚥下・コミュニケーションサポート(通称ふるふる隊)をコーディネートされ内外の他職種で活動に取り組まれています。

(坂野さおり様〈左端〉永田施設長〈中央〉深松幸子様〈右端〉)
今回、歯科衛生士の方々がボランティアとして参加された経緯はふるふる隊の活動に賛同され、熊本地震直後から活動されていた古屋先生の導きでひろやす荘への来荘に繋がりました。お二人は在宅を主体としてフリーで活動をしておられ口腔ケア・お口と食事の相談・依頼に日々取り組まれているそうです。山梨県でもテレビを通じて、震災後熊本の各地で口腔ケアの不十分さから肺炎罹患者が増加していることを知り、口腔ケアの支援に当たりたいという強い思いがあったとの事でした。

市販の歯ブラシはブラシ部分が硬く粘膜を傷つけやすいですが、歯科専用の「ホームケア歯ブラシ」はとても柔らかい毛質のブラシを使用され、普段口腔ケアが苦手な入居者の方々も快く口腔ケアに応じられ終了後は笑顔で手を振ってお二人を見送られていました。

口腔ケアを実施する際の心構えとして相手に不快を与えないよう「快のケア」になるように、口の中をティッシュで拭く際はぬるま湯を使用し嫌な感覚を持たないようにしたり、上記の柔らかいブラシを使用する事で痛みなく歯磨きに応じられ、磨く際もいきなり歯を磨くのでなく唇が乾燥している方にはぬるま湯でふやかし口を開きやすくしケアに当たるなど不快な行動や次のケアの際に嫌な気持ちを持たれないように心がけているとの事でした。

日常の口腔ケアでは特別な道具を使用するのではなく身近に揃えられる用品を活用されていました。たとえば市販のキッチンペーパーを小さく切った物をお湯に浸し指先に巻きつけるだけで歯磨きティッシュの代用品として使えたり、使用されているライトも百円均一で揃えられるものなど出来るだけ身近に行えるように配慮しておられました。

今回の口腔ケア支援により、相手のことを考え「快の気持ち」を持っていただけるような口腔ケアを行う事の大切さを学ぶ良い機会となりました。またたくさんの支援物資を提供していただき感謝申し上げます。

(山梨私立牧岡病院院長 古屋聡先生〈中央〉)
今回の口腔ケア支援実施に当たってご尽力頂きました、山梨市立牧丘病院 古屋聡院長並びに歯科衛生士の方々二日間に渡り誠にありがとうございました。今回のご指導頂きました内容を職員に伝達し、一人でも多くの入居者様が肺炎の予防が図れるよう取り組んで参りたいと思います。